アルゼンチン~チリ ダカールラリー
使用済みてんぷら油からのバイオディーゼル燃料使用
(太田油脂・豊田ケミカルエンジニアリング・豊田通商)
チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)6連覇 快挙達成
太田油脂(愛知県岡崎市)、豊田ケミカルエンジニアリング(愛知県半田市)、豊田通商(本社:名古屋市)が3社で共同研究開発を続けている「使用済みてんぷら油からバイオディーゼル燃料(BDF)を精製する技術」から生まれたバイオ燃料を使用したトヨタ自動車グループのトヨタ車体(愛知県刈谷市)のチームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)が、アルゼンチンとチリにおいて1月1日より1月16日までの間行われたダカールラリー2011に参戦し、1号車が市販車部門を1位(総合12位)でゴールし同部門6連覇の偉業を達成しました。
また、2号車は同部門6位(総合33位)でゴールしました。
太田油脂においては平成20年よりバイオディーゼル燃料(BDF)の製造を開始し、昨年6月に使用済みてんぷら油リサイクルプラント「e-BDF工場」を設置し、7月より月産20KLの量産化を図りました。
今回使われたバイオディーゼル燃料(BDF100%)は回収された使用済みてんぷら油をこのe-BDF工場が中心となって加工、精製し、更に豊田ケミカルエンジニアリングによってもBDF の国内規格に合致する品質の燃料であることを分析確認するという連携作業を通じてご提供したものです。
バイオディーゼル燃料車で3年連続の優勝となり、高度な製造技術、高品質の燃料であることが改めて実証されました。